行政書士試験において、憲法は身近なテーマが多い反面、非常に奥が深い科目です。
学説や判例を突き詰めるとキリがなく、独学では「どこまでやれば合格ラインか」を見失い、貴重な時間を浪費してしまうリスクがあります。
憲法・基礎法学で安定した得点を稼ぎつつ、他科目のための時間を捻出するための通信講座活用法を解説します。
1. 憲法の学習は「深入りしない」ことが最大の戦略
憲法は教養として興味深い内容が多いですが、行政書士試験対策としては「深追い厳禁」です。
深追いを避ける
学説の対立などに深入りすると、配点の高い行政法や民法の学習時間を削ってしまいます。
通信講座のメリットは、試験に出る範囲をあらかじめ「絞り込んでくれている」点にあります。
講座のテキストに載っていない論点は、本試験でも「誰も解けない難問」である可能性が高いため、それ以上は追わない勇気を持つことが合格への近道です。
憲法の学習の核となる判例対策。通信講座の教材を使い、以下の3ステップで効率よく進めるのがコツです。
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結論(違憲か合憲か)をまず押さえる
結論がわからなければ得点できません。
まずは講座のリストで「合憲・違憲」の判定を脳にインプットします。
違憲の判例は数が多くないので、まずはそこから覚えることを勧めます。 -
講師が指摘する「キーワード」をマークする
判決文の全文を読む必要はありません。
講義の中で講師が「この言葉が出てきたら、この判例です」と指摘するキーワード(例:猿払事件なら「合目的的な制約」など)だけをテキストにマークします。 -
「なぜその結論になったか」のロジックを1行でメモする
結論に至る理由を、自分なりに1行で要約します。
「三菱樹脂事件」なら、「企業には採用の自由があるから、思想調査をしても違法ではない」という程度で十分です。
2. 統治機構は「比較表」と「アプリ」で機械的に攻略
憲法の後半部分にあたる「統治(国会・内閣・裁判所など)」は、理解よりも正確な知識の暗記が求められる分野です。
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活用例:
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通信講座のテキストにある「衆議院と参議院の比較表」や「定足数のまとめ」をそのまま活用します。
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講義を繰り返し聴くよりも、スマホアプリの暗記機能などを使い、隙間時間に数字や期間を反復して脳に刷り込むほうが効率的です。
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3. 基礎法学は「講座のテキスト」だけで完結させる
基礎法学は2問しか出題されませんが、範囲は法学全体と非常に広大です。
ここに対策時間を割きすぎるのは得策ではありません。
通信講座の基礎講義で触れられる「主要な法用語(善意・悪意、みなす・推定する、の違いなど)」の解説だけを確実に押さえ、それ以外は講座が提供する予想問題の範囲内に留めるのが賢明です。
まとめ:満点ではなく「基準点+α」を狙う
憲法・基礎法学で高得点を狙いすぎない姿勢こそが、全体の合格率を引き上げます。
通信講座が提示する「最低限これだけ」というエッセンスを信じ、余った時間を配点の高い主要科目に充てる。この戦略的な割り切りが、短期間での合格を可能にします。
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