行政書士試験の対策において、✅スタディング
(STUDYING)は従来の通信講座とは異なる独自のアプローチをとっています。
実際にパソコン・ウェブ講義を受講して見えてきた、カリキュラムの特徴や使い勝手を整理します。
インプットのボリュームについて
行政書士講座を選ぶうえで、一番気になることの一つが「インプット講義」のボリュームだと思います。
この点、スタディングのインプット講義は、低価格帯の講座(フォーサイトなど)と比較すれば総時間に大きな差はありませんが、100時間を超えることもある中価格帯・高価格帯の他のスクールの講座と比較するとかなり短めです。
- 基本講義:約50時間
- 演習講義:約43時間
100時間を超える講義を視聴するのと、スタディングの講義のみ視聴するのとでは、やはり差が生じます。
しかし、この差は「合格までのアプローチ(設計思想)の違い」によるものです。
1. 「網羅型」と「戦略型」:設計思想の徹底比較
各講座のカリキュラムは、大きく2つのタイプに分けられます。
| 比較項目 | 網羅型(伊藤塾・アガルート等) | 戦略型(スタディング等) |
| 設計思想 | 「点数の取りこぼしをなくす」 | 「合格点(180点)を最速で突破する」 |
| 講義の内容 | 難解な判例や学説まで深く、丁寧に解説。 | 過去問分析に基づき、頻出論点を中心に凝縮。 |
| メリット | 学問的な理解が深まり、未知の問題にも対応しやすい。 | 短期間で全範囲を一巡でき、演習に早く着手できる。 |
| 懸念点 | 講義の消化に時間がかかる。 | 講義単体では細かい論点の説明が省かれる場合がある。 |
この2つのタイプは、どちらが良いというものではなく、「学習にさける時間」と「安心感の置きどころ」によって選択が変わります。
また、スタディングは、TEPPANやユーキャンなど、超短期間型の講座よりは大幅に講義時間が多く、その意味でバランス型の講座と評価することも可能です(行政書士通信講座の費用・特徴・サポートを比較)。
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網羅型が向いている人:
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学習時間を十分に確保でき、一歩ずつ深く納得しながら進めたい。
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講師による体系的な講義をじっくり聴くことで、確実性を高めたい。
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戦略型(スタディング)が向いている人:
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仕事や家事の合間に、隙間時間を使って効率よく合格したい。
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講義によって「骨組み」をつくり、早めに自学に取り組むことで、実力をUPさせたい
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2. スタディングの「短さ」を補完する仕組み
他の低価格帯の講座にもいえることですが、網羅型のカリキュラムと比較すると、講義時間が短いカリキュラムの懸念点は、理解・知識が不足してしまうのではないか、という点です。
この点、スタディングの行政書士通信講座には、その不足を補う仕組みが設けられています。
一つは、「AI検索」もう一つは「質問制度」です。私個人的には、このAI検索は、相当使える機能と思っています
① AI検索:自分専用の深掘りツール
AI検索は、法律上の論点や学習上の疑問点をAIが回答してくれる仕組みです(レビューはこちら)。。
AI検索を利用して質問をすると、 スタディング内のテキストや過去のQ&Aデータを参照にした回答が一つ、これに加えて、外部の信頼できるデータを参照にした回答が生成されます。
これにより、「全員が同じ長い講義を聴く」のではなく、「自分が気になった箇所・わからなかったところだけを深く調べる」という効率的な学習・知識補充が可能です。
② 質問制度:個別フォローと知見の共有
また、スタディングでは、有料のチケット制(一部コースには初めから一定数、チケットが付帯しています。)ではありますが、講義やテキストで生じた疑問をスタディングのサイト上の掲示板で質問する制度があります(レビューはこちら)。
この質問に対しては、プロ講師による個別の解説を得られます。
また、スタディングで受講を開始した場合、他の受講生の質問と回答も参照することができるので、いつでも、受講生が悩む・疑問に思ってした質問及び回答を参照することができます。
これにより、自分が気が付いていなかった問題等も把握できるため、多角的に知識の穴を埋めることが可能です。
③スタディングAI学習スコア
また、スタディングはこれまでの受講生のデータから、どれくらい勉強をすすめれば合格ラインに達するのか、が受講生にわかるよう、学習スコアを転するかしています。一言でいえば、合格までの距離の可視化です。
このAI学習スコアにより、受講生は自己の到達点を知ることができ、効率的に学習計画を立案することが可能です(レビューはこちら)。
学習スタイルについて
スタディングの一番の特徴は、スマホ完結型をも想定しているという点です。
本型・書籍型のテキストもありますが、スマホだけでも勉強ができるため、本当に手ぶらでの学習が可能。
スマホ学習に向けて、スタディングが工夫しているな、と感じた部分を挙げておきます。
画面上のスライドの文字の大きさについて
実際に、動画を見る前は画面上の文字がよく見えなかったらどうしよう、と不安に感じる部分がありましたが、実際に窮屈さを感じることはありませんでした。
スマホの全画面表示にすることで、さらに大きく画面上のスライドを見るということもできるのですが、全画面表示にしなくてもスライド画面の文字や図解は楽に判別することが可能です。
スタディングにおける学習について
また、スタディングの講座は、1本の動画が短いため、通勤・通学中や昼休みに「1単元を完結」させることができます。
途中で視聴を中断しても、次に開いたときには「再開」ボタン一つで前回止まった箇所から視聴をスタートすることができるため、 「どこまで見たっけ?」と思い出すロスがありません。
この仕組みで、たとえ3分の細切れ時間であっても、インプット講義を視聴・再開できます。
加えて、各動画には詳細なプレイリストがあり、特定のテーマや論点だけをピンポイントで再生可能です。復習時に「あの判例の解説だけもう一度確認したい」と思っても、長い動画を早送りして探す無駄な時間は一切かかりません。
スタディングの通信講座は、1本あたりの動画を短くして勉強しやすくしているというだけでなく、「学習のしやすさ」を考えたシステム面での工夫が光ります。
動画視聴と併せて行えるアウトプット
スタディングでは、アウトプット演習機能も充実しています。以下のようなアウトプットツールが、講義を視聴した受講生の記憶の定着を手助けします。
- スマート問題集
スタディングの基礎トレーニング的な問題集です。スマホで完結可能です。 - セレクト過去問問題集
スタディングが厳選した過去問問題集です。これとは別にスタディングでは、13年分の過去問演習に取り組むことができます。 - AI問題復習
AIが、講義の進捗や、過去の演習の状況から、現在取り組むべき問題を抽出してくれる機能です。
紙テキストで勉強したい方へ
スタディングは上記に見てきたように、スマホだけで学習できる、というのが特徴の一つですが、冊子型のテキストで勉強したい、という方も少なくないと思います。
冊子・紙テキストによる勉強について
私自身も、手元に紙テキストがほしい人間です。
一通り学習をした後は、テキストを繰り返し読む・条文のみを追いかけて読む、重要な暗記ポイントだけを追いかけて読む、といった自学が記憶の定着に必要になってきます。
これらの勉強はウェブテキストでも可能ですし、スタディングにはスマホをつかったさらなる記憶定着ツールが準備されていますが、私自身は、長い間、書籍での勉強をしてきた人間なので、これらの勉強は紙でしたい。
スタディングにおけるテキスト
この点、スタディングでは、冊子型のテキストは別途購入可能です。加えて、少し手間かもしれませんが、ウェブテキストを自分で編集・印刷することも可能です(データで配布されるため、コピペしたデータを編集することが可能。)。
冊子型・紙によるテキストで勉強したい方は、一通り、動画・ウェブで学習した後、復習・記憶の定着に冊子型・紙のテキストで勉強する、というスタイルがいいかもしれません。
また、すでにある程度、テキストが自分で読める方は、テキストを読んで理解できた部分は飛ばし、分かりにくい箇所だけ動画で補完するといったスタイルもとれます。
この「選別」ができるなら、さらに大幅に学習時間を短縮することが可能です。
参考:【スタディング】テキスト ※ページ数は年度によって前後しています。


※スタディングのテキストは、フルカラー、覚えるべきところは赤字で記載されており、暗記シート(赤シート)を活用して、記憶の定着を図れるよう工夫されています。
- 民法1(216頁)
- 民法2(244頁)
- 行政法1(222頁)
- 行政法2(110頁)
- 商法(128頁)
- 基礎法学・憲法(200頁)
- 基礎知識(180頁)
講義の特徴
最後に、多分に主観も混じるのですが、「講義」そのものについて感じたことを書いておきます。
講師の語り口と「メリハリ」
スタディングの講師の解説は、書籍を自分で読む、というだけでは得にくい「緩急」がつけられています。
私が見てきたほかの法律講座では、たんたんと画面あるいはテキストに記載されている文字情報を追うというような講座もありましたが、スタディングの講義は違います。
時間的制約がある中で、きちんと重要個所とそうでない箇所のメリハリがついています。
重要度に応じたスピード調整
スタディングの講義では、導入の話や前置きを話す部分について、講師はやや早口かな、という風に感じられました。
他方で、重要な単語や理論ではゆっくりと語気を強める、言葉を変えて繰り返すなどの工夫がとられており、受講生にとって、どこが試験の急所なのか、視聴しているだけでフォーカスすることが可能です。
もちろん、講義をみてわからなかった箇所・聞き飛ばしてしまった箇所があれば、繰り返し聞くこともできますし、上記にて説明したAI検索・質問制度による補充が可能です。
専門性と分かりやすさの両立
スタディングの講義で、一番気を使っていると思うのはここ。専門性と分かりやすさの両立です。
外せないポイントを押さえつつ、難解な法律用語は、日常的な言葉に置き変える、想像しやすい場面を想定して説明するといった工夫がなされています。
初学者は、法律概念をつかむまでが難しいのですが、スタディングは概念理解の部分で、初学者を置いていかない、というスタンスが徹底しているように思います。
スタディングの口コミ・評判
ここで、私がnoteで見つけたフォーサイトの口コミ・評判を紹介します。どちらも執筆者の皆様の体験談に根付いた記事ですので、大いに参考になると思います。
【亮さんの体験談の内容紹介】
筆者によれば、スタディングの魅力は3万円台という「圧倒的なコストパフォーマンス」にあります。安価ながら、合格に必要な論点が網羅されている点に惹かれ受講を決意したと述べています。
学習法について、筆者は「動画視聴後に問題集を解く」サイクルを徹底。「セレクト過去問」で基礎を固め、記述対策にも注力しました。筆者の言葉を借りれば「本試験の難問とほぼ同じ問題が掲載されていた」というほど、的中率の高さを強調しています。
1年目の不合格を経て「充分合格できる」と確信した筆者は、2年目に計750時間の学習を完遂。スタディングを主軸に据えることで、見事合格圏内へと到達しました。
【文科系行政書士さんの体験談の内容】
令和4年度試験に挑戦し、140点で不合格となった「文化系行政書士」さんによる、スタディング活用の記録を紹介します。
筆者によれば、スタディングはスキマ時間を活用して楽しく学べる優れたツールである一方、動画の「聞き流し」だけで合格を目指すことには限界があります。
筆者は、1日2時間の学習を継続していましたが、動画視聴に頼り切り、条文の確認や知識の整理を怠ったことを敗因に挙げています。その結果、知識が「あいまいな状態」で試験に臨むことになりました。
しかし、こうした勉強法でも、合計140点を獲得できたことから、筆者の結論によればスタディングでの「合格は不可能ではない」と断言しています。また、そのためには、ノート作成や条文暗記といった地道な努力を併用することが必須であると教訓を綴っています。
最後に
スタディングの行政書士講座は、「安い」⇛「単に短い講義を提供」して終わりという講座ではありません。
①ウェブ動画・テキストを用いて基礎学習を行い、②システムを使い倒して、能動的に学習することを目指す講座です。
そのカリキュラムは、「多忙な日常に、いかに効率よく学習を組み込むか」という視点で作られています。
行政書士の通信講座をお探しなら、ぜひ✅スタディング
を選択肢の一つとして検討されてみてください。
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