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TEPPAN 行政書士講座レビュー

今回は、行政書士試験の通信講座として最近人気の✅【行政書士TEPPAN通信講座】についてレビューします。

TEPPANは、市販テキストと高機能アプリを組み合わせた学習スタイルを採用しており、一般的な“講義中心型の通信講座”とは一線を画す設計になっています。

最大の特徴は、アウトプット講義まで含めて全体で約53時間という極めてコンパクトなカリキュラムです。

同価格帯の講座と比較すると、この短さは際立っています。

たとえばスタディングでは、インプット講義だけでも50時間以上、さらに演習講義を含めると約90時間にわたる構成となっています。

それに対してTEPPANは、約53時間で全体をカバーします。

TEPPAN講座の設計思想

無駄を削ぎ落とし「最短で合格ラインに到達する」設計

TEPPANがメインテキストとして採用しているのは、TAC出版の『スッキリわかる行政書士』シリーズです。

このテキストは、初学者でも読み進めやすい構成で知られていますが、その本質は「分かりやすさ」だけではありません。

特徴を整理すると、以下のような思想が見えてきます。

  • 出題範囲を徹底分析し、論点を極限まで絞り込む
  • 不要な枝葉を削ぎ落とし、学習負担を最小化する
  • 合格ライン(6割)に必要な知識に集中する
  • 初学者でも自走できるストーリー構造を持たせる

つまりTEPPANは、このテキストの思想をそのまま講座設計に落とし込み、「必要最小限の範囲で最短合格を目指す」ことに特化した講座といえます。

講義をどう使うかがカギになる

ただし、この設計には一つ前提があります。

それは、「講義だけで網羅しようとしないこと」です。


概念理解に特化した講義設計

TEPPANの講義は、条文を逐一読み上げるタイプではなく、法律の構造や考え方を理解することに重点を置いています。

そのため、細かい条文知識を講義だけでカバーすることは想定されていません。

ここで重要になるのが、「講義を起点に自分で広げる」という学習姿勢です。


条文と判例で守備範囲を広げる

行政書士試験で得点を取るために重要なのは、最終的には条文と判例です。

TEPPANの講義で概念を理解した後に、

  • テキストに出てきた条文を自分で読む
  • 関連条文まで視野を広げる
  • 判例の趣旨を押さえる

といった作業を積み重ねることで、守備範囲を拡張していきます。

講義はあくまで“骨組み”であり、肉付けは自分で行う前提の講座です。


短期カリキュラムをどう活かすか

TEPPANのもう一つの特徴は、講義が短期間で終わる点です。

これは単なるメリットではなく、使い方次第で差がつくポイントになります。


自学中心に移行するための設計

どの講座を選んでも、最終的に学習時間の大半は自学になります。

そして法律学習においては、ある程度理解が進んだ段階では、

  • テキストを繰り返し読む
  • 条文を素読する
  • 判例を確認する

といった学習の方が効率的になる場面が多くなります。

TEPPANは、この「自学に入るまでの時間」を極限まで短縮する設計です。


記憶定着に時間を回せる

試験合格に必要なのは理解だけではなく、記憶の定着です。

そして記憶を定着させるうえで最も重要なのが、問題演習です。

TEPPANでは講義が短いため、早い段階で

  • 問題演習
  • テキスト反復
  • 条文学習

といった“記憶のための学習”に移行できます。

この点は講座側も意識しており、アプリ内には過去問に加えて400問以上の演習問題が用意されています(レビューはこちら)。

TEPPANの学習スタイル

講義・テキスト・演習をどう回すか

TEPPANの学習は、以下の流れで進めるのが基本になります。

  • 動画講義で全体像をつかむ
  • レジュメで要点を整理する
  • テキストと条文で理解を深める
  • 演習で記憶を定着させる

レジュメ中心の講義構成

講義では、ダウンロード可能なレジュメをベースに進行します。

講師のポインターが常に該当箇所を示すため、「今どこを説明しているのか」が直感的に分かります。

この仕組みによって、視線が迷わず、理解のテンポを維持しやすくなっています。


学習の流れを止めないアプリ設計

TEPPANのアプリは、動画講義と問題演習がシームレスにつながっている点が特徴です。

動画のすぐ下に対応する問題が配置されているため、

  • 視聴直後にそのまま演習に移る
  • 間違えた問題をすぐ復習する

といった流れが自然に作られます。

この「迷わず次に進める設計」が、学習の継続と記憶定着を支えます。

TEPPANが向いている人・向かない人

講座の設計思想がはっきりしているため、向き不向きも明確です。


向いている人

  • 法学部出身など、ある程度の基礎がある人
  • 条文や判例を自分で読み込める人
  • 講義に依存せず、自走できる人
  • 短期間で一周して演習中心に移行したい人

こうしたタイプの人にとっては、TEPPANの軽さとスピードは大きな武器になります。


向かない人

  • 講義で全範囲を網羅したい人
  • 手取り足取りの解説を求める人
  • 初学で法律に強い苦手意識がある人

このような場合は、網羅型の講座の方が安心して学習できる可能性があります。


まとめ:TEPPANは「自走できる人」のための最短ルート

TEPPANの行政書士講座は、単にコンパクトな講座ではありません。

その本質は、無駄を削ぎ落とした骨組みを提示し、受講者を最短で“自走状態”に引き上げることにあります。

講義で全てをカバーするのではなく、

  • 条文で広げる
  • 判例で補強する
  • 演習で定着させる

というプロセスを前提に設計されています。

行政書士試験は、「どれだけ条文と判例に触れたか」「どれだけ記憶を定着させたか」で結果が変わります。

その学習に早く入れるという点で、TEPPANは非常に合理的な選択肢です。