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行政書士試験の合格率について

GUIDE 本記事の位置づけ

行政書士試験に挑戦する上で、誰もが最初に気にするのが「合格率」です。敵を知るための重要な指標ですが、実は数字の表面だけを見て一喜一憂してもあまり意味はありません。

この記事では、まず行政書士試験の合格率の「全体像」と「現在のリアルな難易度」を確認します。


直近の合格率:10〜15%に隠された「リアルな難しさ」

直近の行政書士試験における合格率は、おおむね10%〜15%前後の間で推移しています。

具体的な数値で見ると、直近の試験でも13%台〜14%台を記録しており、受験者の「およそ7〜8人に1人が合格する」というのが現在のリアルな難易度感です。

ここで知っておいてほしいのは、ここ数年の行政書士試験は「合格率が大きく変動せず、極めて一定の水準をキープしている」という事実です。ある年に突然2%に暴落したり、逆に30%に跳ね上がったりするような、運の要素が強い試験ではありません。

つまり、現在の試験が求めているのは「突発的な難問に振り回されない、確かな基礎力」です。「7,8人に1人しか受からない」という数字は確かに簡単ではありませんが、裏を返せば「やるべきことをやれば、大崩れせずに実力通りに合格できる安定した試験」と言えます。


過去との違い:ネットの噂「昔より難化した」のウソ・ホント

「昔の行政書士試験はもっと簡単だった」「最近は急激に難化している」といったネットの声を耳にしたことがあるかもしれません。

確かに、2000年代初頭(平成10年代前半など)には合格率が19%を超えた年もありましたし、逆に新制度への過渡期には2%〜4%台まで激落ちした大荒れの時期もありました。

しかし、数年前と現在を比較してみると、合格率の基準は大きく変わっていません。

  • 令和7年度(2025年度):14.54%

  • 令和6年度(2024年度):12.90%

  • 令和5年度(2023年度):13.98%

  • 令和4年度(2022年度):12.13%

  • 令和3年度(2021年度):11.18%

仮に年によって1〜2%程度の上下があったとしても、その背景にあるのは試験の難易度そのものの激変ではなく、「受験者数の増減(分母の変化)」や「その年の記述式問題の採点基準による微調整」といったテクニカルな要因がほとんどです。

「昔より難しくなったから無理だ」と絶望する必要もなければ、「昔は簡単だった」と過去の合格者を侮る必要もありません。行政書士試験は、ここ10年ほど「常に一定の高めのハードルを維持している安定した試験」という認識を持つのが、最も正確でフェアな視点です。


難易度との関係:数字ではなく「中身」で判断する

もっとも、ここで最も注意すべきなのは、「合格率が10〜15%だからといって、試験内容そのものがその数字から想像されるほどマイルドであるとは限らない」ということです。

合格率という数字だけで、試験の本当の恐ろしさを測ることはできません。

行政書士試験の難易度を正しく理解するには、数字の裏にある「2つの要素」に目を向ける必要があります。

1. 受験者の「母数」の影響

行政書士試験には、年齢や学歴、国籍などの受験資格制限が一切ありません。

誰でも申し込める手軽さがある反面、中には「あまり勉強していないけれど記念に受けてみた層」や「ノー対策のチャレンジ層」が一定数含まれています。

これにより分母が膨らみ、結果として合格率が10〜15%という低めの数字に引っ張られている側面があります。

2. 本質は「範囲の広さ」と「継続難易度」

つまり、この試験の本当の壁は、合格率の低さそのものではなく、「法律初学者が圧倒されるほどの試験範囲の広さ」にあります。

憲法、民法、行政法、商法、そして基礎知識(一般知識)にいたるまで、カバーすべきボリュームは膨大です。決して重箱の隅をつつくようなマニアックな知識ばかりが求められるわけではありませんが、とにかく「広く、正確に」基礎を定着させる必要があります。

💡 中身の勝負 行政書士試験の本質は、ひらめきや天才的な頭脳を競うものではありません。 **「膨大な試験範囲を、いかにスケジュール通りに投げ出さずに、コツコツと継続してやり抜くか」**という、泥臭い継続力の中身で合否が決まります。

「10〜15%」という数字に過剰にビビる必要はありませんが、舐めてかかると確実に返り討ちに遭います。数字の魔力に惑わされず、「やるべき量を淡々とこなす」本気のマインドセットを持ちましょう。

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