この記事は、行政書士試験の通信・オンライン講座について、低価格帯の「講座」を比較します。
行政書士の通信講座の費用は5万円台のものから20万円台後半のものまで、大きな幅があるのが実情です。
20万円を超える比較的高価格帯の講座には、充実した講義内容やサポートの手厚さなど、低価格帯の講座にはない特徴があるものの、金額面で予算が合わない場面があるのも確かです。
そこで、今回は、低価格帯で人気のスクールを紹介します。
- スタディング
- TEPPAN
- フォーサイト
- ユーキャン
スクール選びで大事にしてほしいこと
ここで、資格スクール選びで私が大事にしてほしいと思っていることについて、少し長くなりますが、先に述べさせてください。
私が、スクール選びで最も大事だと思っていることは、合格者数や合格率ではありません。
スクールは自分で学習する力を効率よく身に着けるためのもの
資格スクールを選択する際、もっとも大事にしてほしいことは、あなたがそのスクールで「自分で勉強・学習できる力を身につけられる」かどうかです。
行政書士試験は、合格率10数パーセントの試験であり、難易度は決して低くはありません。数百時間の勉強時間が必要と言われています。その試験に合格するためには、「あなた自身が自分で勉強すること」が必ず必要になります。
極端な話、「自分で勉強できる」ようになった後はスクールは不要です。「自分で進めたほうが早い」と思うようになります。スクールを使う一番の目的は、「自分で勉強できる力」を効率よく身に着ける点にあります。
2回目のチャレンジのことも想定して
一発で合格する!、短期に合格する!という気持ちは重要です。各スクールも1回目の試験で合格できるようカリキュラムを設けています。
しかし、行政書士試験の難易度は決して低くありません。現実問題として試験に合格できるのは、全体の10数パーセント。そこで、私はスクール選びに際しては、1回目の試験で落ちてしまったときのことも想定してもらいたいと考えています。
もちろん、2回目以降のチャレンジをするか否かは人それぞれの判断です。
しかし、もし、「もう一回チャレンジする」となったとき、あなたの強力な味方になってくれるものはなんでしょうか。それは「自分で勉強できる力」です。
この力が身についていれば、もし、直近の試験で落ちてしまったとしても、合格はもうすぐそこだと思います。
これから、4つのスクールを紹介しますが、それぞれ強みや特徴も併せて解説しますので、あなた自身が、「自分で勉強できる力を身に付けられそうか」という視点で検討してもらえると嬉しいです。
| サイト | 強み・特徴 | おすすめ対象の方 | 価格帯★ |
| 伊藤塾
|
・法律体系を丁寧に学べる実績ある本格講義 ・ゼミ,個別指導,面接練習など手厚いサポート | ・体系的に法律理解を深めたい方 ・公務員試験にも対応 | ★★★〜★★★★★ |
オンラインで効率よく学ぶなら資格スクエア
| サイト | 強み・特徴 | おすすめ対象の方 | 価格帯★ |
| 資格スクエア
|
・Web問題集・AI活用で効率学習 ・添削,質問,学習相談などオンライン支援 |
オンラインで効率的に行政書士や宅建などの資格取得に向けた勉強をしたい方 | ★★〜★★★★ |
低価格帯の4社の比較表
「フォーサイト」「スタディング」「TEPPAN」「ユーキャン」の4社について、①講義ボリューム等と②学習スタイルを比較します。
①価格帯・教材等
| 講座名/受講料目安 | 講義ボリューム | 主な教材形態 |
| スタディング 54,000円~ |
基本講義 :約44時間 演習講義 :約32時間 |
・ウェブ講義(完全ペーパーレス)が可能 ※本型テキストも利用可 ・AI実力スコア・AI問題復習機能・暗記ツール機能アプリ |
| TEPPAN 39,800円〜 |
講義:(全体約53時間) 短尺設計 (1講義5分~) |
ウェブ講義(スマホを中心とする学習) テキストとして市販書籍を利用 問題演習・学習管理アプリ利用 |
| フォーサイト 66,800円~ |
導入講義 :約3時間 基礎講義 :約53時間 演習講義 :約16時間 |
ウェブ講義 フルカラー・図解を駆使したテキスト(※ダウンロードも可能) eラーニング「ManaBun」 ・確認テスト ・チェックテスト ・過去問再現演習など |
| ユーキャン 69,000円~ |
講義(全体約40時間) | 紙のテキスト + 演習ツール+プロによる添削指導 |
※「受講料の目安」は、「テキスト」「講義」「演習(演習講義)」がセットになった講座(そのスクールで、「メイン」「中心」と位置付けられる講座)の費用をピックアップしています。
※「答練付き」「模試付き」のコースなど、講座にバリュエーションがあるスクールもあります。
※「過去問演習のみ」などの単講座の価格だけみれば安い講座は他にもありますが、ここでは紹介していません。
②学習スタイル
| 講座名 | 学習の「武器」 | こんな人に向いている |
| スタディング 54,000円~ |
・「手ぶら」学習を重視した設計(※本型テキストも利用可)
・約32時間(全体は合計約76時間)のアウトプット講義 ・ AI実力スコア・問題復習(アプリ) |
スマホで隙間学習したい。
アウトプット講義に重きを置きたい。 |
| TEPPAN 39,800円〜 |
・講義動画53時間(1講義5分の超短尺設計)
・資格予備校大手のTACが出版するテキストを利用 |
隙間学習したい。
低コスト,超短期集中・短い期間で繰り返し学習したい。 |
| フォーサイト 66,800円~ |
・フルカラー・図解を駆使した書籍テキストによる学習効果の最大化
・50時間超(全体は約72時間の講義)のインプット講義 ・満点主義ではなく、合格点主義 |
・インプット講義・視覚的理解に重きを置きたい。 ※ペースメーカー答練・過去問一問一答演習のあるコースもあります。 ・スマホで隙間学習したい(1回15分以内の講義) |
| ユーキャン 69,000円~ |
・合格に必要なミニマムな学習量のテキスト
・デジタルサポート、添削指導 |
一通りのインプットを早めに終えたい
記述式添削指導を受けたい |
※この4社の中で、フォーサイトは合格率を公表しており、2025年度合格率につき58.5%としています。ただ、これは、受講生全体を分母とするものではなく、フォーサイトが実施する「確認テストおよび学力テストの適用条件(一定の成績を収めている等)」を満たすものを分母として算出されたものです。